ベビー用品業界で起こっている3つの変化

本日記事としては記念すべき初投稿になります。
今後皆様に愛されるブログになるよう努力していきますので、
拙い文章ではありますが、お付き合いよろしくお願いします!

まず細かい商品情報や販売店情報よりも、ここ数年で ベビー業界全体で大きな変化が起こり始めていますので、 何が起きているのか、そしてそれがどのように影響を与えているのか。ということをお伝えしたいとおもいます。

ベビー用品業界の変化とは何??

それでは早速、その大きな変化についてですが、 今ベビー用品業界は、今以下の3つの環境変化に大きな影響を受けています。

  1. 少子化
  2. 大手用品メーカー2社へ公正取引委員会より排除措置命令

この変化によってより皆さんが自分で情報を集めて購買活動をすることが求めらえるようになっています。
それでは早速ではありますが、この3つについてひとつひとつ具体的に説明していきますね。

少子化

概要

まずは少子化についてです。
皆さんも一度はニュースなどで目にしてご存知だとは思いますが、 今日本では下記のように少子化が進んでいます。

これによって今の若い世代の老後の年金問題なども話題になっていますが、当然ですがベビー関連業者にとってこの少子化は直接影響を受けるとてつもなく大きな問題です。

当然ですが、ひとりの子供に2つ3つもベビーカーやチャイルドシートを買いません。
オムツや粉ミルクは繰り返し購入しますが、一人の子供に対して購入する数は限られてます。
要するに消費者のベビー用品の購入数量は、子供の人数に比例します。
少子化はメーカーの売上現象に直接的につながるということです。

それによる影響

ただ当然ですがメーカーも売上を上げていかなければなりません。
そう考えるとメーカーは何をすると思いますか。 販売数量が下がった場合に売上を落とさないために出来ることは、 何でしょうか。

そうです。

鋭い人は分かったと思いますが、ひとりあたりの客単価を上げることです。
今ベビー用品メーカーは、付加価値的な機能をつけて単価を上げることに試行錯誤しています。
そのために各大型ベビー用品専門店にはほぼ確実にメーカーから派遣されている販売員という方々が少しでも客単価を上げようと販促活動をしています。
この販売員さんについてはまた今後の記事で触れていきたいと思います。

今後ブログで投稿していく中で、新しい機能や規格などの説明をしていきますが、
メーカーが打ち出しているひとつひとつの機能の裏側に単価を上げたいという思惑もあることを理解した上で、 本当にその機能が必要かどうかを見極めていかなければなりません。


今は可愛い子供のために出来る限り良いものを買ってあげようと思うかもしれません。
その気持ちはとても大事なことだと思います。
ただ現実問題、子供は成長とともに、学費や食費など出費もどんどん増えていきます。
本当に今その高価なものを買う必要があるのか、しっかりと商品と情報を見極めて商品を購入することをおすすめします。

そしてそのためにこのブログが少しでも皆様の商品の見極めにお役に立てることを願っています。

大手用品メーカー2社へ公正取引委員会より排除措置命令

概要

この出来事はベビー業界全体にとてつもない衝撃を与え、 そして今もなお大きな変化を起こしています。

2018年5月、公正取引委員会が、ベビーカーチャイルドシートのTOPメーカーである、 コンビとアップリカに、販売価格を拘束しているという疑惑を受け調査に入りました。
そして2019年7月に実査に2社共にクロと認定され、排除措置命令が下されたのです。
そもそも公正取引委員会?排除措置命令?と言う方もいると思います。
私も最初に聞いたときはなんのこっちゃ分かりませんでした汗

公正取引委員会は、独占禁止法を運用するために設置された機関。内閣府外局として置かれている行政委員会。独占禁止法により定められている私的独占の禁止,不当な取引制限 (カルテル) の禁止,事業者団体の規制,企業結合の規制,不公正な取引方法の禁止,独占的状態の規制に関する事務を所掌するほか,独占禁止法の補完法である不当景品類及び不当表示防止法下請代金支払遅延等防止法の運用も行なう。

ちょっと難しいですが、 要するに企業間や企業内で不当な取引をしていなか目を光らせ、 発見したら是正し改善する第3者機関のようなイメージですね。


では2社がなぜその公正取引委員会に排除措置命令を出されたとかと言いますと、
以下公正取引委員会のHPに具体的な行為内容の資料がありました。

まずアップリカですが、

                                           ※公正取引委員会HP参照
                                           ※公正取引委員会HP参照

   
2社ともにそもそも小売業者が決定権を持っているはずの販売価格をメーカーが拘束し、 かつそれを破った時に、ペナルティ(出荷停止など)を与えた、もしくはそもそもそれを前提条件として商品取り扱い可否を決めたということですね。

私自身、正直ベビー業界にいる立場からしたら、 かつてベビーカーやチャイルドシートをメーカーが決めた売価で販売するということは当たり前のことでした。 それはこの2社に限らずです。
実際にどこの店頭を見てもECを見ても全て気持ち良いくらい同じ価格で売られていました。 それによってそれぞれの小売業者の利益が守られているという印象もありました。

ただその中でもこの2社は、業界内でも2社で売上の6割ほどを占める最大手で販売店に対して力を持っているメーカーなので、 ベビーカーやチャイルドシートの単価が下がらないように価格拘束を実施し、 もし価格を崩したら、あなたのところで販売させないよと圧力をかけたということですね。
販売店からしても、ベビーカーやチャイルドシートを取り扱う上でコンビやアップリカの商品がないと言うのは、飛車角抜きで将棋で戦うようなもので、販売額にも集客にも売上にも大きく影響するので従わざるおえなかったということですね。
業界大手だから出来る芸当です。

それによる影響

少し事件の説明が長くなりましたが、
それではこの公取からの排除措置命令が出たことで何が大きく変わったのかについて説明しますね。
当然ですが、 公取が調査を始めた時から少しずつアップリカ、コンビは当然ですが、それ以外のメーカーについても売価の統制をすることをやめ始めました。
それによってあるべき価格競争が起き、全体的に販売価格が下がり始め、お店によって売価が全然違うという現象が起こっています。

そして今は2年前と比較すると驚くほど単価が下がり、 今はどこで購入するかで同じ商品であったとしても、全く費用が変わるようになりました。
特にベビーカーやチャイルドシートについては そもそも単価が高いので販売店によっては2万円以上の差が出ています。
したがって、 この環境下では各人の価格調査能力によって、ベビー用品にかかるコストが数万円以上も変わるのです。

これついても、このブログで実際にどこで購入するのが一番安いのかは私の中で確信的な考えがあるので、
別の記事で説明させて頂きます。

所長的まとめ

この記事で何が言いたかったかと言いますと、
ここ数年で大きく状況が変わり、皆さんの子育て環境に適した商品はどれか、そしてそれをどこで購入するか、によって大きくコストが変わってきます。

私としては、この正しい場所で正しい商品を購入するということに、このブログが少しでも貢献できたらと思っています。実際に最初の挨拶でも記述しましたが、開設した理由もそこにあります。

このブログが皆さんの子育てを豊かなものに出来るよう、引き続きたくさんの情報をシェアしていきたいと考えています。

それでは皆さんまた。

所長

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