ベビーカーチャイルドシートは今どこで買うのが安い?!

みなさんこんにちわ。 べびらぼ所長です。
昨日子供とテレビ電話をしました。 本当に便利な世の中です。 遠くにいても動いてる子供を見ながら話せる。 ほんと幸せです。 これでまた今週も頑張れます。

ベビーカー・チャイルドシートはどこで買うのが安い?!

今回は、ベビー用品はどこで買うのが正しいのかについて投稿せていただきます。

早速ですが結論から言いますと私が知る限りあくまでも現時点ではですが
インターネット通販(EC)
ということになると思います。

これは残念ながら我々も認めざるえない事実です。

実際私の方で何商品か試しに比較してみたので、見てください。

こう比較して頂いたら分かるように圧倒的にECなんですよね。

これには明確な理由があります。それを私なりの分析でご説明させて抱きます。

まず先日の投稿でも記載した通り、2018年まではベビーカー・チャイルドシートなど大型のベビー用品はどのお店で買っても基本的には同じ価格でした。もちろんお店ごとでセールなどをするときはあったのですが、通常時は〇〇円、セール時は〇〇円など、タイミングが違えど、どこのお店でも最低価格は決まっていました。

それが業界の暗黙のルールだったからです。

しかしベビー用品大手2メーカーに公正取引員会から排除命令が出たことによって、
それ以降メーカーから価格を指定することがなくなり、一般の市場と同様に自由競争が始まり、ここ1年で価格が大きく崩れ始めました。

したがって今は、価格の決定権は100%小売にあり、どこで購入するかでコストは大きく変わるという環境になっています。皆さんもご自身でしっかりと見極めないと結果的にベビー用品購入累計金額で何万円も損するリスクがあるのです。

なぜ今ECが一番安いのか?

それではこの価格が少しずつ乱れ始めている中で、ECが一番価格競争が激しく、安く購入できるようになっている背景について説明します。

ここからは実際に店舗構えているお店のことをオフライン店舗、インターネットショッピング(EC)のみで販売しているお店をオンライン店舗と呼びます。

価格を下げて販売するということは何が起きるかというと、それはそのお店が出せる利益を減少させることになります。

販売価格ー仕入れ価格=粗利益

というのが商売の基本なので、値下げというのはここでいう販売価格を下げることになります。
そうすれば必然的に1台あたりの利益は減少することになります。

しかも以前の記事で説明したように子供の出生率が減っている日本で、ベビーカーチャイルドシートなどは何回もリピート購入するものではないので、1台あたりの利益が減ることは避けたいのです。

オフライン店舗では、もちろん実際にベビーカーやチャイルドシートをお客様にみて触ってもらわないのといけないので、取り扱うにはそれなりのスペースが必要です。1台あたりの価格ももちろん高いのですが、同時にサイズも大きいのです。 さらにお店に在庫が1台しかないとすぐに売り切れてしまい次の仕入れまで機会損失のリスクがあるので、お店の裏側に基本的には数台在庫しなければなりません。

そんな中、購入者は基本的にはそのお店があるエリア付近に住んでいる人に限られています。 かつ以前の記事で触れた通り日本は全国的に少子化が進んでいるので二子玉川とか武蔵小杉みたいなエリアでない限りは、お客様の数も年々減っているので。

ということは今相当儲かっていない限りは、 その敷地内のお客様に対して利益を最大化していかなければならないのです。 購入者が減っているかつ、基本的にはひとり1台多くても2台しか買わないものが多い中で、値段を下げて利益を圧迫するような安売りどこの小売りもしたくないでしょう。
もし起こるとしたら近隣の競合店舗が安売りをし、そのお店のお客様がさらに減り始めた場合だと思います。

一方でEC専門店はというと、
まず日本中どこでも運営自体はできるので基本的には家賃が安いエリアに事務所を構えていることが多いです。そもそもお客様が集まるような一等地やロードサイドに店を構える必要がないのです。したがって店舗と比較して家賃が圧倒的にかかりません。 アマゾンや楽天で運営しているお店は一部出店料のような形で固定費がかかるかもしれませんが、 それでも実店舗と比べたらかなり安いものです。

かつ今現在ベビー用品のEC化は15%弱だと言われています。 そのように考えると少子化が進んだとしても、
同時にEC化が進めば購入客数はまだまだ増えていきます。そうなるとある程度安い価格で売ってもそれなりの利益と優良な顧客が確保できれば良しとなり、 その考えを持つ企業が複数社になればその中で価格競争が起こります。

オフライン店舗は近隣の競合店舗との価格競争が、 ECはモールに出店しているモデルであればモール内での価格競争が、 自社サイトであっても全国のEC企業と価格競争が起こるでしょう。
そうするとどちらの方が価格競争が起こり価格が安くなるか、もう結論は出ていると思います。
そうですEC専門店なんです。

今多くのお店が販売をECにシフトしていますが、 かなり安い価格がついてます。 楽天市場に出店している企業の場合、その価格に更にポイントがつくので、それも値引きと捉えると相当安いです。

ただ今後もこれが続くかは分かりません。
これに少子化も相まって店舗の売り上げは下がっていくと思います。 正直このままEC化が進むと町のベビー用品店などは経営が相当厳しくなっていくのではないかと思います。 ただまだ売上の85%はオフライン店舗で生み出されていることが現状です。
その売り上げのほとんどは、ベビー専門店の大手2社である赤ちゃん本舗とトイザらスが占めています。
正直この大型店舗を多数抱える2社が、今後EC化を強く進めていくのか、新たなオフライン店舗の生きる道を創り出すようなイノベーションを起こすのかによると思います。

ただ改めて言いますが、今はECが相当安いです。。

私はこんな客観的に見ていて良い立場ではないので、 販売頑張ります。
それでは次回は、 ではECの中でも更にどこが安いのかそして生き残るかについての 記事を書かせて頂こうと思います。

それでは前置きが長くなりましたが、 実際にどの販売店の価格競争力が高いかを改めて考えてみましょう。

価格競争力がある企業はどこ?!

まずオンライン、オフライン問わずで、ベビー業界内で実際に価格競争力がある企業はどこでしょうか。
答えはシンプルです。そう、販売金額の大きい企業が強いはずなのです。

この理由を簡単に説明しますね。
販売金額が大きければメーカー内での優先順位が高くなっていきます。
そうすると力関係が、少しずつ販売店>メーカーという状況になっていき、結果販売店が強い仕入れ交渉力を持てるようになります。
それは当然の話です。例えばあなたが不動産の営業マンだったとして。1億のマンションが売りに出たときに、何日も悩み抜く人と、その場で即決で決めてくれる人がいたら、それは良い商品があったときに今後の関係構築も含めて後者を優先させますよね。それはベビーメーカーも一緒で毎月1台ずつしか購入してくれない販売店よりも 毎月500台買ってくれる販売店を優遇するのです。
これはどの業界でも一緒だと思います。一般的な飲料などであればコンビニエンスストアが強いですし、食品であればGMSやスーパーが強く、彼らがメーカーや取引先と交渉力があることとで一緒です。

あとはそこで生まれた仕入れ力を、しっかり売価に反映させるのか、利益を生み出すところに反映させるのかはそれぞれの企業判断になると思います。

それでは次は、
実際にベビー用品の販売規模が大きいところがどこか?を考え、次にその企業の値下げ状況を見ていきましょう。

企業規模から考え出す

ベビー用品で販売規模が大きい企業は、どこになるのでしょうか。
まずはオフライン企業とオンライン企業を分けて考えていくようにしましょう。
なぜならば、以前説明した通り、このどちらにウエイトを置いているかでそもそもの商売の考え方が全く違うからです。

それではまず、オフライン企業からいきたいと思います。
こちらの最も力がある企業は、皆さんもご存知の通り日本のベビー用品販売店TOP2であるアカチャンホンポとトイザらスです。
この2企業はベビー用品専門店の中では日本で圧倒的な店舗数と販売規模を誇ります。
トイザらスはおもちゃのイメージが強いかもしれませんが、 ベビザらスという名前の店舗ではかなりのベビー用品を販売しています。
他にも西松屋やバースデー(しまむら)などがありますが、 この4企業は全ては以前説明した通りメインはオフライン店舗なので、 利益のことを考えると値下げに対して積極的ではありません。
したがって価格競争力はあるが、実際に売価を下げていないケースが多いと言えます。

それではオンライン店舗のベビー用品販売店で売上が大きい企業がどこかと言うと、私の知る限りは、ひとつが皆さんがよく知っているAmazonです。 最もエンドユーザーから愛されるECサイトで、 圧倒的な販売力からとにかくメーカーに対して強気な条件交渉をすることが有名で、 これはベビーカテゴリーでも同様です。

そしてそのamazonに負けない規模を持つもうひとつの企業があります。私の企業のメーカーの営業担当と話していてもよく名前が出てくるのですが、それは楽天市場とYahoo shopping、wowmaに出店しているネットベビーワールドという店舗です。

皆さんご存知でしょうか。 ここは楽天市場を代表するベビー用品を販売している企業です。 ネットベビーワールドについてはまた改めて別の機会で触れることにしますが、 一般的な店舗認知度は低いが、業界内ではかなり有名な企業です。
最近楽天自体に買収されて楽天自らが運営するサイトとなり、 運営会社も下記の通り楽天になっています。

楽天が買収するくらいですから、それだけ有力な企業なのだと思います。

PBの企画から考え出す

またもうひとつの視点で販売規模が大きい企業の見つけ方として、
メーカーと組んで独自のPB商品(コラボ商品)を作っていることです。
何故ならばPB商品を作るということは、 その販売店用にベビーカーやチャイルドシートの型、デザインを新しく興すということになります。
これはメーカーの持つ生産ラインの一部を一時的にでもその企業のために確保するということになるので、
年間で何千台という下限の生産条件があることが考えられます。
そしてそれは相当な販売力を持つ企業でなければ売ることが出来る数ではないからです。

それではコンビアップリカのベビーカー、チャイルドシートのTOP2メーカーのホームページでPB商品を作っている企業を見てみましょう。
メーカーサイトに掲載がある企業は、ここでも出てくるのは以下のように、店舗ではアカチャンホンポ、トイザらス、西松屋、バースデー、 EC企業では、Amazonとネットベビーワールドになっています。

結論

上記の結果から以下の5企業が価格競争力がある販売規模のある企業だという仮説のもと、実際に売れ筋の数商品に絞り込んでそれぞれ同一商品の価格調査を実施しました。

これで見るとなんとネットベビーワールドが全商品で一番安いということが分かりました。
だいぶ攻めてますね。これに楽天はポイントが大量につくケースが多いので、更に売価差がつくようになります。

今後本ブログでは、価格状況を掲載するときは、念の為amazon、ネットベビーワールド、アカチャンホンポ、トイザらスの売価を掲載するようにしますね。

所長

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